益岡公園

【白石城・益岡公園】

益岡公園目次

  1. 益岡公園について
  2. 益岡公園の見どころ
  3. 益岡公園の周辺
  4. 益岡公園へのアクセス方法
  5. Tiktokで情報を見る
  6. instagramで情報を見る
  7. Googleで口コミを確認
  8. Twitterで情報を見る

益岡公園について

宮城県白石市にある益岡公園は白石城に隣接した公園です。

益岡公園は戊辰戦争において奥羽越列藩同盟締結の舞台になった場所です。会津藩討伐の命令が発せされた慶応4年(1868年)、東北・北陸諸藩が白石城に結集して、明治新政府に対抗するための会盟を開催しました。

また、奥羽越公儀府という軍事行政機関が白石城におかれ、明治新政府に対抗する北日本政府が誕生したという歴史的に見ても大変重要な地でもあります。

白石城は、城廓として機能した文政6年再建後の最晩年の構造による三階櫓(天守閣)、大手門として本丸の一部を復元し平成7年に工事が完了しました。

日本古来の木造建築様式を忠実に再現した白石城は学術的にも数少ない木造の城として高く評価され白石市のシンボルとなっています。

益岡公園や白石城は丘陵地にあるため見晴らしが良く市街が一望できます。

また、益岡公園は桜の名所としても知られ、桜の季節になると白石城を取り囲むように桜が満開になり、花見の一大スポットとして人気の高い公園でもあります。

毎年4月上旬から下旬に開催される白石城桜まつりは必見であり、ソメイヨシノ・シダレザクラ・ヤエザクラなど約400本の桜が咲き乱れ、大勢の花見客で賑わいます。

まつり期間中はぼんぼりが灯され、幻想的な夜桜とライトアップされた白石城を一緒に楽しむことができます。

夜間のライトアップは午後22時までですが、白壁の白石城と美しい桜があいまって訪れる人を魅了します。

夏に開催される白石夏まつりでは、「すまiるサマーフェスティバル」と「白石駅前盆踊り」を同時開催します。

すまiるひろばでは、市民団体によるステージイベントや飲食ブースの出展、白石駅前では盆踊りが行われます。フィナーレとして、白石城越しに見える花火は風情満点で、夏の夜の風物詩として地元をはじめ観光客にも人気です。

白石市といえば鬼小十郎まつりも見逃せません。これは初代片倉小十郎景綱が入城以降、明治維新までの260余年間にわたり片倉氏の居城となった白石城で行われる祭りで、二代片倉小十郎重長と真田信繁(幸村)の激闘を再現するものです。

消防団による階子乗り、総勢120名もの甲冑武者による迫力満点な合戦パフォーマンス、鉄砲隊による火縄銃演武など迫力満点。益岡公園や白石城は大勢の人たちで賑わいます。戦国時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を満喫してください。

このように益岡公園周辺では年間を通じてさまざまなイベントが行われます。

益岡公園は季節を問わず大勢の人が訪れる緑に囲まれた憩いのスポットにもなっています。森林浴ももちろんですが、家族でシートを広げてお弁当を持ってピクニックを楽しんでみるのもおすすめです。

また公園内には遊具も備えられ、園内はきちんと整備されているため子供から高齢者まで安全に楽しむことができます。

益岡公園内は史跡ゾーン、運動ゾーン、児童ゾーン、緑地ゾーンというようにエリアが分かれているので思い思いの楽しみ方ができます。

史跡ゾーンにはミュージアムがあり白石城の歴史を分かりやすく解説していて、ハイビジョンシアターや展示品を見ることができます。お土産販売をする売店、レストランもあり公園内でくつろげるのが特徴です。

公園内には自由に使える広場や遊具のある児童公園のほか、野球場、テニスコート、ロッククライミング用の練習壁などスポーツ施設などがあり有料で利用することができます。

そのほか、筋力をつけたい方には「芝生広場コース」、適度なアップダウンコースが楽しめる「1kmコース」、少し長いですがクールダウンしながら楽しめる「2kmコース」、アップダウンが少なく散策が楽しめる「お堀沿い周辺コース」など楽しみ方もいろいろ。

高齢の方も早朝からマイペースで体力作りに励んでいる姿をよく見かけます。

益岡公園の見どころ

白石城桜まつり

益岡公園のみどころはなんといっても桜ではないでしょうか。

毎年4月上旬から下旬に開催される白石城桜まつりでは、ソメイヨシノ・シダレザクラ・ヤエザクラなど約400本の桜が大勢の観光客の目を楽しませてくれます。

桜と再建された白石城の城壁のコントラストは筆舌しがたいものがあります。こちらの桜は宮城県内でも人気のお花見スポットとして知られています。

白石城桜まつり期間中は夜間、白石城本丸広場がライトアップされ幻想的な夜桜の光景に圧倒されるでしょう。

益岡公園には多くの緑があり、季節ごとにさまざまな景色を楽しませてくれます。

益岡公園内には白石の歴史とともに歩んできた「神明社」があります。現在の地に移転して来たのは明治33年ですが、創建は古く大同2年(807)とされています。

天照大御神を主祭神とし、伊達政宗公と片倉小十郎景綱公が合祀されており、白石市内外の多くの人々に親しまれています。

また、荘厳な境内には、江戸時代に京都北野天満宮から分霊を受けたという天満宮(学問の祖神・菅原道真)もあり、受験生や家族連れの参拝者も多く訪れます。

「神明社」の凛とした佇まいと澄んだ空気に清々しい気持ちになれることでしょう。

益岡公園の周辺

白石城

東京駅から東北新幹線を利用すれば、約2時間で歴史の表舞台に登場する白石市に到着します。白石市は白石城を中心に城下町として栄えた街です。

伊達政宗を支えた名参謀であった片倉小十郎一族が白石城に礎を築き、城下町としてその後長く栄えて来ました。

戊辰戦争時には、新政府軍と戦った奥羽越諸般の本拠地となり歴史にその名を残しています。

白石城はその重要な舞台でしたが明治時代に取り壊され、平成7年に復元されました。白石城の全盛期である江戸時代の三階櫓(3階建の天守閣)が木造で当時のまま忠実に再現されています。

白石城の見える福岡蔵本の愛宕山には、片倉家御廟所(かたくらけごびょうしょ)があり、初代当主片倉小十郎から10代宗景の代々の当主たちと、7代の奥方である昌子夫人の墓所となっています。

長い年月を経て片倉家御廟所は苔むしていて、ここだけ特別な空気が流れている神聖な場所といえるでしょう。

白石城は現在、白石市のシンボル的存在であり年間を通じていくつもの祭りで賑わっています。また、白石城がある益岡公園は市民の憩いの場として利用されています。

益岡公園は桜の名所として有名ですが、八重桜のトンネルが美しい桜の小径公園も行かれてみてはいかがでしょうか。白い清楚な花が一面に咲き誇る南蔵王野営場に隣接する水芭蕉の森など、ソメイヨシノ以外の名所もおすすめです。

白石市は温泉の街としても有名で益岡公園周辺には鎌先温泉、小原温泉、白石湯沢温泉などがあります。いずれも古くから湯治場として知られ、傷や病を治す薬湯が人々を癒してきました。

鎌先温泉は1428年に地元の人が鎌で掘り当てたことから、鎌先と名づけられました。「湯主一條(ゆぬしいちじょう)」は国の登録有形文化財にも指定されており、木造建築の美しさを堪能してください。

次に、おすすめは、およそ1200年もの昔に弘法大師が訪れたという幻の秘湯「白石湯沢温泉」です。

温泉を訪れる湯治客のお土産として発展してきた伝統木工品「弥治郎こけし」は今も人気があり、伝統技術を受け継ぐ職人技を間近で見学できます。

白石市は南蔵王の麓に位置し、蔵王国定公園など天然記念物などに恵まれた環境にあります。市内にはスキー場もありシーズン中は多くの観光客が訪れます。また、キャンプ場もあり家族や友達と自然を満喫しながらアウトドアが楽しめます。

宮城県白石市北西部にある宮城蔵王キツネ村は、100匹以上のキツネを飼育している国内唯一の動物園です。珍しいキツネもいて、一般には知られていないキツネの生態を観察してみるのもいいでしょう。

キツネを身近で観察できる動物園は世界的に見ても珍しく、外国人観光客にも人気があります。

特に人気なのがキツネの餌やりを体験できるエリアです。キツネというとエキノコックスが気になりますが、こちらの施設では感染対策をしっかり行っているため、開園以来一度も発生したことがないそうです。

グルメ好きの方におすすめなのが白石を代表する郷土の味覚「白石温麺」です。白石温麺は、油を一切使用せず、小麦粉と塩水のみで作られていて、栄養価が高いのが特徴。また、胃に優しい食品として400年以上愛され続ける伝統食でもあるのです。

そのほかには、恵まれた南蔵王の伏流水を使った「白石産ササニシキ」、そして創業明治6年の歴史を誇る「蔵王酒造」の日本酒もおすすめです。

白石市内から白石スキー場の登山口に向かう途中に広がる全長8kmにもおよぶ、約5000株のアジサイが道路に沿って咲いている川原子あじさいロードは人気のおすすめスポットです。

南蔵王は新緑もおすすめですがなんといっても紅葉は見逃せません。山々はまるでパッチワークのように色とりどりのグラデーションに包まれ見る人を感動させてくれるでしょう。

景勝地「碧玉渓」の紅葉は必見で、明治の文豪「徳富蘇峰」が詞に詠んだほどです。見頃は10月から11月頃です。

冬は白石スキー場から晴れた日には太平洋まで見渡せます。雪化粧した白石城も素敵ですよ。

白石市には多くの白鳥が越冬するために訪れるスポットがいくつもあります。おすすめは国道4号線沿いの馬牛沼です。

益岡公園へのアクセス方法

益岡公園までのアクセス方法ですが、最寄駅はJR白石駅または白石蔵王駅になります。JR白石駅からは車で約10分。白石蔵王駅からは車で約5分です。

車を利用される方は、仙台宮城ICから東北自動車道で白石IC、東京方面からは東北自動車道を利用して白石IC、山形蔵王ICからは山形自動車道-村田JCT-東北自動車道で白石ICです。福島飯坂ICからは東北自動車道で白石ICです。

電車でお越しの場合、白石市内の移動はタクシーか市営バス「きゃっするくん」がおすすめです。また、白石市観光案内所ではレンタカーの手配も可能です。また、白石蔵王駅前にはニッポンレンタカーもございます。

レンタサイクルは白石駅・白石蔵王駅・白石城で貸出できます。料金は300円(保証金500円)です。詳しくは白石市観光案内所(0224-26-2042)までお問合せください。

益岡公園・白石城・白石城歴史探訪ミュージアムには、城下広場駐車場(白石市役所隣り)、益岡公園各駐車場(白石高等学校の向かい側)がございますのでご利用ください。また、周辺にはコインパーキングもございます。

益岡公園は24時間営業で、白石城の営業時間は9:00~17:00 (4月~10月)、9:00~16:00 (11月~3月)で入館は閉館の30分前までとなります。定休日は12月28日〜12月31日。料金は一般:400円、小学・中学・高校生:200円、未就学児童:無料。なお団体料金もございますのでご確認ください。

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